GAYひとり大地を行く

40代ゲイのひとりごと。19年間の社会不安障害との闘いを乗り越え、現在はより良い人生を求め日々模索中。

映画と自分

第91回アカデミー賞のノミネートが発表され、映画好きの僕としては賞の行方がとても気になるところです。特にGlenn Close(グレン・クローズ)には主演女優賞を受賞してほしいなぁと思っています。

僕の映画好きはおそらくシアトルでのホームステイがきっかけだと思います。それ以前も勿論映画を見ることはありましたが、TVで放送される時に見るぐらいで、そう頻繁に見ていたわけではなかったと思います。

あっ、映画に関してひとつエピソードを。高校1年生の時に女の子とデートして映画を見に行ったことがありました。しかもその子は他校の子で、僕の方から「付き合ってください」とか言っちゃって。今では骨の髄まで100%ゲイであると断言できる僕からしてみれば、女の子に交際を申し込む当時の自分が不思議というか、色々と葛藤していた時期だったんだと思います。男性が好きなのか、女性が好きなのか。そしてとりあえず女性に行ってみるみたいな..........確か「3人のゴースト」という映画だったと思います。映画館は大混雑で立ち見したのですが、僕が途中貧血でぶっ倒れ会場外に運び出されるという始末。記憶は定かではありませんが、たぶんその女の子とはそれが最後だったと思います。(中学生の頃から朝礼とかで何度も貧血でぶっ倒れてました)

話はシアトルの話に戻って.......
ホームステイ先では週末になると、借りてきた映画をみんなで見て感想を述べるというのが恒例でした。当時の僕は英語がまだまだだったので、内容があまり理解できなかったことも多く、ホストファミリーに教わりながら見た記憶があります。僕も20代前半で血気盛んな頃だから、本当だったらSEXシーンが多い映画が見たかったんだろうけど、ホストファミリーが選んでくる映画だから極めてまじめな映画が中心でした。時たま、映画によっては性暴力などのシーンがあり、"Suck my cock!"(咥えろ!) なんてセリフが出てくると、まだまだウブすぎた僕にとっては衝撃的でした。(英語がまだまだと言いながらそういうセリフは理解できた)

そしてハワイ大学編入してから交際したアメリカ人彼氏が大の映画好きで、毎週の様に二人で映画館へ行きました。この頃になると英語も上達してきたので、ハリウッド映画を字幕なしで楽しめるようになっていました。(ちなみに、英語を勉強している人でよく映画で勉強するなんて人がいるが、僕の意見としてはそれは全くの時間の無駄。やる価値なし。そのことに関しては別の記事で書くかも

大学4年の時に、日本映画に関するクラスを履修したのですが、授業で黒澤明小津安二郎などの映画を見たことで、昔の邦画、特に1950~60年代の邦画にも虜になり、なかでも、成瀬巳喜男木下恵介監督の作品が好きです。

ここ最近は邦画を中心に見ていますが、昨日は録画しておいた樹木希林主演の「あん」という映画を見ました。樹木希林演じる元ハンセン病患者の徳江さんが発する1発目の言葉(セリフ)を聞いた瞬間、なんでもない言葉なんですが、そのリアリズムというかイントネーションというか、上手く説明できないけれど、何か僕の中で感じるものがあったのでしょう。涙が溢れました。この「あん」という映画を通して、ハンセン病に関して自分が全くの無知であったことを知り、そして樹木希林という人はほんとに上手いと感心しながら最後までじっくりと見ました。樹木希林の映画をもっと見てみたいと思いました。

永瀬正敏もよかった。ここ最近見る映画にはなぜか永瀬正敏がいつも出てくるのですが、今まではそう感じなかったけれど、"永瀬正敏カッコイイ"と思いました。感動して涙流しているわりには、ちゃっかり"ゲイ目線"なところも(笑)

まっ、それは置いといて、

第91回のアカデミー賞外国語映画賞樹木希林さんも出演している「万引き家族」がノミネートされています。彼女が亡くなった時にTVで映画のワンシーンが何度も流されていましたが、僕もリアルだなぁと思いながらそれを見ました。昨日、「あん」を見て、今無性に「万引き家族」が見たい気分です。

では、また~