ゲイひとり大地を行く

50歳ゲイのひとりごと。19年間の社会不安障害との闘いを乗り越え、現在はより良い人生を求め日々模索中。

40代独身+ゲイとしての思い

Mattです。

 この何日か「ゲイ友第1号と決別したこと」シリーズが続いていますので、ちょっと今回は一息つかせてください。まだまだこのシリーズは後が長いので、一度休憩を入れないと疲弊しそうです。

 さて、今日はある行事があり家族と親族とで、ホテルで食事をしてきました。

 親族が集まると高確率で出る会話の内容と言えば、結婚、子供、孫の話。

 Aさんの所の三女が結婚することになった........とか

 Bちゃんの所には2人目ができたんだ.......とか

 Cさんの所の孫は大きくなった..........などなど

 独身者にとってはあまり聞きたくない内容ですよね。

 まさにこのような会話が今日もテーブル越しに飛び交いました。

 高校生の甥っ子以外で、唯一の独身者である僕にとっては極めて肩身の狭い思いでした。大きなテーブル1つを全員で囲んでの食事。皆がそのような会話をするなかで、僕だけがポツンと取り残され、一番最初のスープが運ばれてくる前だったので、何度見ても同じワインリストや献立表を見てみたりして、居心地の悪さを何とかごまかしました。

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 食事中も結婚、子供、孫の話。黙々と食べました。


 20代なら、独身でもまだまだ若いし独身者も多い年代なので、上記のような会話がされても精神的ダメージは極めて少ない。

 30代になると、早く結婚しなさいと言われているようなプレッシャーを感じ、少々精神的にきついものを感じ始めるが、まだ我慢できる範囲。

 40代になると、"結婚もできない落ちこぼれ"と言われているような気がして、精神的ダメージが大きすぎる。

 僕は40代ですので、今日の食事の席で、皆が決してそう思っていないとしても、結婚できない"人生の敗者"と言われているような気がしてならなかったです。

 本来なら、人が何と言おうとその様にネガティブに考えなくてもいいわけですよ。なぜなら、ゲイだから普通の結婚はできないし、結婚というものに縁が薄いのは重々承知で割り切っているから。

 でもなぜか僕の前で他人様の結婚の話とかされると、自分が結婚してないことを割り切っているつもりでいても、遠まわしに批判されているような気持ちになってシュンとなってしまうのです。
 
 なぜか人は独身者に対して"結婚しない"と言わず、"結婚できない"と言いますよね。

 そして結婚歴なしの独身者より、離婚歴ありの独身者の方が断然地位が高い。

 近所にも結婚して離婚し、それ以来ずっとシングルの同年代が数名いますけど、みんないいますもん。"あの人は1回結婚したからいいんだよ"って。

 じゃあ、自分も1回結婚して離婚すればいいんだと一時期思いましたよ。でも、できないよね。生粋のゲイだもん。この人となら結婚してもいいかもと思える女性はいました。でも冷静に考えるとやっぱりできない..........

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 デザートになってようやく会話に参加できた.............


    そして、今日一番心がイタイと思った言葉。

 "最近は御霊前の封筒ばっかりで、全然お祝いの封筒なんか買うことがないわね~。もうお祝い事なんてないんだろうね~"

 "今度お祝いごとがあるとしたら、〇〇(僕の甥っ子)の結婚式だな"

 って、ここにまだ独身者いますよ~。結婚するかもしれないよ~。

 
心の中でひとりそう叫びました。

 結婚しないの?って聞かれるのもウザいけど、そうやって結婚しないものとして完全スルーされるのも結構くるものがある.......

 早くいい人(女性)を見つけて結婚しろ!と言われると、自分はゲイだからどうのこうの.....って考えこんでしまうけれど、もういっそのこと、この世の中からゲイとかそういうカテゴリーとかなくなって、早くいい見つけて結婚しろよっ!って普通に周りからガヤガヤうるさく言われてみたいものです。

 40代、独身、そしてゲイ

 色々と考えることがありすぎて困ったものです......

 そんなことを思っている今日この頃


 では、また~