ゲイひとり大地を行く

50歳ゲイのひとりごと。19年間の社会不安障害との闘いを乗り越え、現在はより良い人生を求め日々模索中。

お客様いろいろ

Mattです。

自営で毎日お客様と接していると、つくづくこの世には色々なタイプの人がいるなぁと感じます。

うちの場合、お客様の98%は常識をわきまえた素晴らしい方々、1.5%はちょっと変わっているがOKな方々、そして残りの0.5%は二度とうちの敷居をまたいで欲しくないブラックリストな方々。

ブラックリストの中でも、二度とうちの敷居をまたいで欲しくないレベルよりも更にひどいレベルの方、実際に塩をまいてお清めしたり、車にでもはねられて死んでしまえばいいのになどといけない考えをしてしまうような最悪なお客は僕が家業を手伝うようになってからお一人だけいました。究極のヒステリーババァでした。その人はおそらく相当数の人々にに嫌われているんだろうなと想像できるお方でした。

基本、ブラックな方々は滅多に現れませんが、昨日はブラックの域までは達しないけれど少々鼻につくババァな客がいて、結果として何事もなく帰っていったものの、僕としては気持ち的にうまく消化できない客でした。

昨日はそのババァな客の他に、延々と話し続けるタイ人男性&トイレのカギを閉めないで用をたすタイ人女性、そして強烈なでかい声の茨城弁?で何言ってるかさっぱりわからない男性客など賑やかな一日でした。

タイ人男性客に英語で話しかけると、「あなた英語上手ですね」と返って来たので「アメリカに住んでいたんですよ」と返すと、そこから彼のマシンガントークが始まりました。カリフォルニアに少し住んでいたことや、今回の日本の旅で京都、大阪、別府へ行き、そこでの旅館についてのあれやこれや、これから仙台に行くことなどなど.........ま~、次から次へと話が止まらない........自分の話だけでは済まず彼の友達の話までし始めて、しかも強烈なタイなまりの英語なのでよく聞き取れない.........どうやって彼との会話を終わりにしていいのか、こちらから無理に会話をやめるのも失礼だしどうしようかと困惑していたところ、別のお客様に話しかけられてそこでようやく解放されました。ホッ

そして、そのタイ人男性客のお連れ様のタイ人女性客はどうもトイレのカギを閉めずに用をたしていたみたいです。日本人のお客様がドアを開けたらその女性が中にいてタイ語らしき言葉で#%&※#&?といきなり怒鳴られたみたいです。まさかタイってトイレのカギを閉めないとかそんな習慣はないでしょう?なんか話を聞くとカギをかけ忘れたわけではないみたいです。ドアの隙間にバッグを挟んでおいて、カギを閉めずに入ってますよアピールみたいな。なんだかよくわからないけれど、そんなバッグを挟んでおくよりカギ閉めた方が確実だと思うけど......

ときたま変なトイレの使い方をする外国の方がいるので, 外国の方が使った後はなるべくチェックするようにしています。 例えば某国の人達は使用済みのトイレットペーパーを流さず汚物入れに入れるとか、イスラム教徒の人は足を洗う習慣があるようで洗面台の周りがびしょびしょになっているとか...........明治神宮のトイレにも外国の方向けに英語でトイレの使い方が書かれたイラストが貼ってあるのを見ましたが、日本では考えられないようなトイレの使い方をする外国の方はあちこちでいるみたいですね。特に和式は困惑する方が多いようです。近所のお店の話ですが、そこは和式しかなくてある時外国人が逆向きにしゃがんで用を足したようなのです。結果、水を流すレバーや前方の壁が大量のう××だらけだったという話を聞いたことがあります。その状況を想像しただけで怖い.......


タイからのお客様が帰ったあと、今度は恥ずかしいくらいのでかい声で、しかもどぎついなまりで何を言っているかさっぱりわからない日本人男性客とそのご家族が来店しました。何とか問題なく対応できたけれど、帰り際に彼の奥さんが申し訳なさそうに僕にひとこと。

「ほんとにごめんなさいね~。あんな大きな声出して迷惑だったでしょう? 私達は茨城の常総市から来たんですけど、あれは婿なんですよ。私達も恥ずかしくって.......外に出る時はできることなら一緒にいたくないんですよ。離れていたいぐらい」  

ん~、奥さんに恥ずかしく離れていたいぐらいだなんて言われてしまう男性が気の毒っちゃ気の毒だけど、でもあれはほんとに一緒にいたくないレベルでした.......(苦笑)

こんな風に毎日色々なタイプのお客様と接するのですが、僕がどうしても許せないお客様のタイプが1つあって、それはお金を投げ捨てるように出す人です。だいたい40代後半から70代ぐらいの男性。特に50代の男性が多いでしょうか。どこか不機嫌そうな表情で、「しゃ~ねぇから金払ってやるよ。ほらっ」と言わんばかりの態度でお金を出してきます。滅多にそういう人はいません。なのでそういう人が現れた時は余計ムッときます。お金の出し方でその人の性格が見える気がします。お金を投げ捨てるように出す人は、おそらく普段から威張っていてわがまま。世間知らずで弱い立場の人間を見下すようなそんな人なのかなと思います。これはあくまで僕が持つ印象ですけど......

僕自身も当然ながら外へ出ればお客側になるわけですが、職業病とでも言うのでしょうか、お店側の人の気持ちを常に考えてしまいます。ですので、絶対にわがままを言ったり横柄な態度をとってお店の人を困らせたりなどしたくないと思うのです。そして、自分のお財布から出ていくお金に感謝をしながらお金を払う。決して、1円玉であろうと何であろうとお金を投げ捨てるようには払わない。そう決めています。決めていると言うかもう身についてしまっています。

勿論、これはないだろうという理不尽な態度で接客されたら苦情のひとつやふたつを言うでしょうが基本、静かな静かな優等生的なお客でありたいと思うのです。

かつてあるお店できつく苦情を言ったところ、それは単なる僕の勘違いだったことが判明して、結局お店の人、しかも学校の体験学習の一環として働いていた中学生の女の子の心を傷つけてしまったの経験があり、それは僕にとっても心にグサッとくる経験でした。それ以来、何か苦情を言いたい場面であっても一度立ち止まって冷静になって考えるようにしています。瞬間湯沸かし器のように一気にカーっとなって怒りをぶちまけるのは損するばかり......短気は損気とは良く言ったもので、しかもそれは本当のことだとつくづくその時学びました。

さて、明日はどんなお客様と出会えるのかな?

この人、明らかにゲイっていうお客様、ゲイの香りが何となく漂ってくるお客様も沢山いますよ。ゲイじゃないだろうけど、超タイプの人が来た時には心躍ります。

いつの日か、僕のことを時間の果てまで、銀河の果てまでさらってくれるようなお客様が現れることを密かに願っている今日この頃

では、また~