GAYひとり大地を行く

40代のゲイ雑記。19年間の社会不安障害との闘いを経て、バリバリのおひとりさまですが頑張って生きています。日々の暮らしで思ったこと、社会不安障害のこと、8年間の留学生活で学んだことなどを綴っていきます。

ゲイ友第1号と決別したこと~第14章:宣戦布告

Mattです。

さぁ、「ゲイ友第1号と決別したことシリーズ」いよいよ佳境を迎えます。先へ進みましょう。

1997年3月にシアトルの短期大学を卒業した僕は、アメリカで4年制大学を卒業したいという夢を叶えるべく、かねてから希望であったハワイ大学3年次に編入するための願書の準備で忙しくなりました。願書提出を無事に済ませ、合否の知らせが届くまでは日本に戻ろうと帰国の準備でまた忙しくなり、ようやく5月になってシアトルを離れ日本へ一時帰国をすることができました。

帰国した直後は先行きが不安で仕方がありませんでしたが、割とすぐにハワイ大学から編入合格の知らせが届き、またアメリカへ戻れるんだぁ、今度は憧れのハワイだぁと、心を躍らせる日々を過ごしていました。

そんな中、シアトルのデコちゃんから連絡があり、アダムが洋服屋さんでの仕事をゲットし、1号君のアパートを出られたこと。そして、デコちゃんとアダムが一緒に住んでいることを知らされました。デコちゃんとアダムのネコちゃん同士、楽しくやっている様子で、そして何よりアダムが1号君のアパートを出ることが出来たということは何よりのニュースでした。

ハワイ大学の新学期は8月中旬のスタートでしたが、僕は住まいを探さなくてはいけなかったので余裕を持って、1997年7月、ホノルルへと出発しました。そして、ホノルル到着から約10日後、僕は生まれて初めて男性とSEXを体験してしまうのです。そして、その男性との初SEXから2,3日もしないうちに、別の男性とも性的交渉を持ってしまうのです。これについては、夏頃に詳しく書くつもりですのでお待ちくださいね。詳しく書くって言っても、入れちゃったとか入れられちゃったとか、出しちゃったとか出されちゃったとか、そういうことまで書くべきかなのかなぁなんて考え中です(笑)

その最初のお相手の方とはひと悶着あってちょっと大変だったんですけど(これも後で詳しく書きますから), 男性とSEXをしたということは純粋に嬉しかったですよ。そして、アパートが正式に決まって、電話がつながったのを機に、その嬉しさをデコちゃんやアダムなどのゲイ友に伝えました。そして、1号君にも。

1号君に対しては、ST君やアダムのこともあったし、その他ムカつくことが沢山あるけれど、憧れのハワイに今いるという幸せと、1号君との地理的距離が離れたこともあってか、僕の中では1号君に対する敵意的なものが和らいで、浅く長く付き合っていこうという気持ちでいました。だから、男性とSEXしたという報告も、"お前より先を越してやったぜ"とか"うらやましいだろ"という気持ちではなくて、純粋に嬉しさを伝えたくて連絡をとりました。

でも、これが1号君の逆鱗に触れたみたいです(笑)

しばらくして、語学学校時代の親友でありオレゴン州の大学で勉強しているYちゃんから電話がありました。Yちゃんとは同学年で気もあったので、頻繁に電話でやりとりをしていましたが、その時はとても神妙な声でいつもと違うなと感じました。

Y: 昨日、1号君から突然電話があってびっくりした!

僕:Yちゃんに電話なんかしてこないのにね。それは驚くよね。それで?

Y: う、う~ん (何かもったいぶっている様子)  あのね、う~ん、Mattとは2度と付き合うなって言われた......

僕:えっ、どういうこと?

Y: あいつは男とSEXしまくってる淫乱な男だから、悪影響のある男だからって

僕: 淫乱って.....

Y: あのさ、シアトルで3人で会った時。あの時Mattに言えなかったけれど、1号君、Mattのいない所ではMattのこと凄く悪く言ってたんだよ。あの時、Mattに言おうと思ったんだけれど、Mattを傷つけてしまうんじゃないかと思って言えなかった。ごめん。

僕:そう.......

ははぁ~、シアトルでYちゃんと別れる時、Yちゃんが僕に、"1号君には気を付けて"って言っていた( 第5章) のはこのことだったのかとその時わかりました。

 

masa-oka.hatenablog.com

 

正直、悲しかったですね。Yちゃんはゲイじゃないから、僕のゲイとしての性的な事をあまりしゃべりたくなかったけれど、1号君はあっさりとしゃべってしまって.....しかも淫乱な男呼ばわりされて、2度と付き合うなとまで言われて........ただ、Yちゃんは1号君のことが大嫌いだったので、僕の味方になってくれたということは救いでした。

よくよく考えると、何でも自分が中心的存在でなくてはいけないという性格の1号君にとって僕と言う存在は、目の上のタンコブだったと思うのです。

まず、語学学校時代、1号君は成績が向上せずクラスが上がらないのに対して、僕は順調にレベルアップして修了してしまう。シアトル時代、1号君はまだ語学学校で悪戦苦闘しているのに対して、僕は短期大学に入学し卒業し、ハワイ大学編入を果たす。元は1号君の友人だったデコちゃんと僕が仲良くなってしまい、あたかも僕が1号君からデコちゃんを奪ったかのようになってしまう。ST君と言う奴隷を獲得したのに、またここで僕がST君を救って1号君から奪いとるようなことをしてしまう。アダムの時は、アダムと僕とだけで会話を楽しみ1号君を除け者のようにしてしまう。

そして、1号君が2丁目でアメリカ人男性と知り合い、手を握り軽いキスを交わし、僕より先を越したと自信満々であったはずなのに、僕がハワイで男性とSEXまでしてしまったことで、またその立場が逆転されてしまう。

僕は1号君を負かしてやるとかそんな気持ちは全然なかったのに......少なくとも、ST君のことがあるまでは、そんなこと考えたこともなかったのに.......

オレゴンのYちゃんからの電話から暫くおいて、今度はシアトルのデコちゃんから電話がありました。

デコ:Mattさ~ん、この前大変なことがあったんだよ~。 警察沙汰!!!

僕:警察沙汰?? やっだ~、泥棒にでも入られたりしたの??? 

デコ: 違うよ~。1号君!!!

僕:えっ!!! 1号君??? なんで??? 

デコ:夜7時頃、アパートの玄関をどんどん叩きながら、「アダムを返せっ!」って怒鳴りだして......それに「これは全部、Mattの差し金かっ!!!」って.....アパートの住人が警察呼んじゃって、アダムが警察に色々説明して、別に何でもないからってそれで終わったんだけど......

僕:玄関叩くって、セキュリティでアパート入れないでしょ? なんでよ?? 

デコ:だから~、そこが怖いの......たぶん、誰かが入るときに一緒に入ったんだと思う

僕:やだ~。んで、アダムを返せだの、Mattの差し金かっなんて言ってんの......

デコ:うん。なんか色んな人にMattさんのこと悪く言ってるみたいよ.......

僕:えっ?? 色んな人って、誰?

デコ:とにかく色んな人。Mattさんのこと知らない人とか......

ST君の時にST君の車を没収して、それを警察に連絡しようかなんて話になって実際にはそうしなかったけれど、今度は本当に警察沙汰になるなんて.....しかも、アダムを1号君のアパートから出したのも僕の仕業だと思ってるようだし、僕のことを知らない人にも僕の悪口を言っているようで........

まさか、僕がずっと密かに恋焦がれていた、僕と短大で同級生でありシアトルの大学に編入した韓国人留学生のサムサムには言ってないだろうな..........(ゲイバーでよく会っていたから1号君のこともよく知っている)

早速、サムサムに聞いてみたところ、ゲイバーでは見かけないし、何も聞いていないと.........

あ~、よかった.......あいつが何か言う前に、自分からサムサムに言っておこう

僕はサムサムに1号君が何か僕について悪いことを言ってくるかもしれないし、もし言ってきたら教えてくれるように頼んでみました。

サムサムは、「大丈夫だよ。僕もチャーリー(サムサムの彼氏)もMattのことはよくわかってるから.....」

そして、そして、案の定、サムサムにも1号君は僕のことを悪く言ってきたそうです。サムサムの彼氏のチャーリーにも。

サムサムにまで言うなんて........

僕がシアトルにいないことをいいことに.......

悔しい........

最初は悲しかったけれど、もう怒りしか感じませんでした。

あやつめ.......

これは、1号君の僕に対する宣戦布告だな.......

僕はそう受け止めました。

よし、そっちがそうならばこっちも受けて立とうじゃないか。

1号君とはどうなっても構わない....

僕は腹をくくって1号君へ電話をかける決意をしました。

つづく

では、また~