GAYひとり大地を行く

40代のゲイ雑記。19年間の社会不安障害との闘いを経て、バリバリのおひとりさまですが頑張って生きています。日々の暮らしで思ったこと、社会不安障害のこと、8年間の留学生活で学んだことなどを綴っていきます。

ゲイ友第1号と決別したこと~第4章

Mattです。

「ゲイ友第1号と決別したこと」シリーズ第4章です。

 さて、シアトルダウンタウンのバス停で1号君との突然の再会。僕は大学、彼は語学学校とスケジュールの違う学生生活を送っていたため、しばらくの間はそれほど頻繁に会うことはありませんでした。

 しかし僕がホームステイ先を出て、大学のある、シアトル最大のゲイタウン地区でもあるキャピタルヒルにアパートを借りてから状況が一変します。

 週末には必ず1度は会うようになり、ショッピングに食事に散歩に, そしてゲイバーに一緒に行くようになります。お互いの家も近かったことから頻繁に行き来するようになりました。

 1号君のアパートは23歳の住まいとは到底思えないほどのハイセンスなインテリアになっており、家具から食器に至るまで高級志向でした。語学学校時代はお互い学生寮でしたから、味気のない備え付けのベッドに机だったし、超田舎でオシャレな雑貨などもまるでなく、シアトルに来て初めて彼の抜群のインテリアセンスを見て圧倒されました。かなりのお坊ちゃまという噂を耳にしたことがありましたが、初めて彼のアパートを訪れた時にその事が本当だったんだと実感しました。

スペースニードル(写真中央の塔)が見える眺望のいい素敵なアパートでした。

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 そのハイセンスな住まいにマッチしたのが、彼の立ち振る舞いでした。それまで、そして普段は1号君は自分の事を"俺"と呼んでいましたが、僕と二人きりになると自分のことを"あたくし"と呼ぶようになりました。彼は23歳の若きゲイ男子でしたけれど、"山の手のマダム"と呼ぶにふさわしい雰囲気でした。例えば僕が彼の家に遊びに行くと......

1号君:あ~ら、Matt。どうぞお上がりになって~
僕:おじゃましま~す
1号君:今、特別なお茶を入れますからそこにお座りになって~
 1号君が紅茶を持ってくる
1号君:はい、どうぞ~。今日はエルメスのカップにしてみたのよ~

 僕はそんな感じの1号君は好きでしたよ。普段は"俺"で僕の前では"あたくし"になるのは彼が僕の前では安心して心を開いてくれているのだろうと思ったし、僕の散らかり放題のアパートと違って整理整頓が行き届いていて、普段は激安のコップでしか飲まない紅茶もわざわざエルメスティファニーのカップで出してくれて。それに何より、話が面白い人だったから、全然退屈しなかったです。

 そして、1号君とそうやって過ごす中で、1号君の語学学校のクラスメートである日本人ゲイのデコちゃんを紹介されます。第3章にも書きましたが、デコちゃんは僕より3つ年下だけど、ゲイデビューに関しては大先輩。ゲイSEXに関することを教えてくれた年下の大先輩で、現在も僕の弟分ゲイとして仲良くしてもらってます。

 デコちゃんと僕はすんなり仲良くなりました。そしてデコちゃんは1号君が嫌いで、よく僕に愚痴を言ってました。人使いが荒いとかその他色々........でも僕は1号君のちょっと自己中心的な所は認識しつつも、直接悪いことをされたわけではないので, そうなの~?みたいな感じでデコちゃんの話を聞いていました。そんなこともあって僕とデコちゃんとだけで会う機会も増えていきました。

 そんなある日、僕とデコちゃんともう一人ゲイ男子とキャピタルヒルのブロードウェイというメイン通りを3人で歩いていたところ、1号君にバッタリ遭遇しました。その時、まさに感じました。1号君の顔色がサ~ッと変わるのを.........1号君が僕を敵意の目で見るのを初めてその時感じました。

 デコちゃんを取られた.......

 1号君はそう思ったようです。

 やっぱり、マダムを怒らせたのは怖い.........

 つづく