GAYひとり大地を行く

40代のゲイ雑記。19年間の社会不安障害との闘いを経て、バリバリのおひとりさまですが頑張って生きています。日々の暮らしで思ったこと、社会不安障害のこと、8年間の留学生活で学んだことなどを綴っていきます。

ブログを始めた理由

Mattです。

 ここ何日か僕のシアトル時代の話が続いておりますが、今日はちょっと一息つかせてもらって別の話題について書きたいと思います。

 このはてなブログのゲイブロググループの作成者でもあるchuckさんが立ち上げたゲイブロガーによるLINEグループに参加させて頂いておりますが、共通のお題で書いてみようということになり、その記念すべき第1回目のお題、「ブログを始めた理由」について今回は書きたいと思います。

chuck0523.hatenadiary.jp

 

 僕がブログを始めた理由を簡単に言いますと、

自分は透明人間。でもどこかに自分の足跡を残したい。

 
それが理由です。

 全然意味わからないよね。説明いたします。

 僕の実家は代々小さな小さな事業を営んでおり、兄貴が代表を務め、僕は役員になっています。

 この10年近く、僕は家業の裏方として必死になってやってきました。

 兄貴は正真正銘の体育会系で外交的なのに対して、僕は筋金入りの文科系で超が無限に付くほどの内向的。だから、表にでることもなく裏でコツコツと、目立たず静かに仕事をすることに何の不満もなくやってきました。

 しかし、2016年に父が亡くなった時、僕の中で少しずつ自分自身の存在意義について気持ちが揺らぎ始めるのを感じ始めました。

 2013年に父の膀胱癌が見つかり2016年に亡くなるまで、僕は必死になって膀胱癌について勉強し、良くなることだけを願って面倒を見ました。最期の3か月間は入院先の病院に毎日通い、非常に濃密な父子の時間を過ごしました。自宅で父の血尿を初めて確認した日、初めて癌を宣告された日、5回受けた手術の日、それぞれの退院の日、最後の入院の日、骨と肝臓と肺に転移を宣告された日、放射線治療の日、心不全/肝不全/腎不全を起こしてとうとう意識を失った瞬間、そして息を引き取った瞬間、その全てにおいて傍らにいたので自分の記憶にしっかりとその日その日の光景が焼き付いています。

 一方、兄貴は照れくさかったのか何なのか知りませんけれど病院へ行ったのは5,6回ぐらいでしょうか。父と衝突はよくしていましたけれど、不仲ではなかったのでもう少し顔を見せてやってもいいのになぁとは思っていました。でも、妻子がいる身ですし親なんて二の次だったかもしれないし、母と僕が面倒を見ていましたから兄貴が入る余地がなかったのかもしれないので、兄貴を責めるつもりはありません。

 しかし、葬儀の時に感じたのは、他人様は結局、"お兄さん" "お兄さん"なんですよ。次男の僕なんか眼中に入らない。兄貴は社長、僕は裏方。

 "お父様を最後まで献身的に面倒見たのはお兄さん"

 そうなるんです。

 兄が喪主だからそうなるのも仕方ないと言えばそれまでですし、ずっと裏でやってきて表へ出ようともしなかたった自分にも一因があるのは百も承知。

 でも、"悔しい"とはまた違う、なんと表現したらいいかわからない複雑な思い。

 誰も僕の姿が見えない。まるで透明人間にでもなってしまったような感覚。

 お~い、みなさ~ん、こんにちは~、Hello~  僕はここにいますよ~

 そう心の中で弔問客に大きく手を振りながら、こっちにも顔を向けてくださいと叫びたいような気持ちになりました。

 泣き崩れる僕の肩に手を置いて、「Mattちゃん、最後までよくお父さんの面倒みたね。頑張ったね。」と言ってくれる人も沢山いましたし、「Mattちゃん、お父さんはMattちゃんはいい息子なんだって会うたびに言ってたよ」と教えてくれる人もいて、ちゃんと見ていてくれてる人はいるということを知ったし、父が外で僕を褒めてくれていたことを知って、誰も僕を見てくれていないという疎外感も少しは落ち着きました。

 そして、ブログを始める直前の12月某日。

 近所のとある施設の社長さんと初めて会う機会があって、その社長さんは僕の両親とは若い頃からの知り合いだそうで.......

その社長さんとの会話

社長:〇〇さん(僕の父)には生前大変お世話になったんです。葬儀にも参列させてもらいました。

僕:それは、それは。どうもありがとうございました
  (葬儀に出たということは、僕のことも誰だかわかってるんだなぁ)

社長:長男の△△さん(僕の兄)と息子さんの◎◎君(僕の甥)は元気にしてますか?

僕:はい、元気ですよ

社長:ところで、あなたは〇〇さん(僕の父)の何なんですか?

 
社長さんの、"ところで、あんた誰?" 的な物言いに僕はカチンッと来ましたが、
"次男です"と笑顔で答える裏で、

 えっ? 自分って何? どこに生きてんの? ほんとにこの世に存在してる? 

 自分の存在感のなさを突き付けられたようでショックでした。
 
 この実社会には存在感がない。FacebookTwitterはやってないからネットの世界には存在すらない。もはや自分という存在は9割以上透明人間になってるような思いにかられました。

 このままでは本当に透明人間になってしまいそうな不安や危機感を覚え、どこでもいいから自分の存在を残したい、足跡を残したいという思いにかられました。


 じゃあ、どこに残そうかと考えたとき、まず気軽に簡単にできる所に残そうと考えました。ブログはどうだろう? 10年前もやっていたから勝手もわかるし!今からでもできるし! でも今どきブログなんて書いている人いるのかな? 僕はこの10年位他人様のブログを全くと言っていいほど読んだことがなかったので、ブログなんて時代遅れだと思っていました。

 でも、調べてみるとブログを書いている人沢山いるじゃないですか!しかもゲイのブロガーさんが!!!!! 

 ブログならすぐに始められるし、自分の考えを自分の言葉で書ける。自分だけのセリフを言える。そしてなによりゲイを隠さないでもできる!ブログなら自分の足跡を残せる!!!

 
そう思ったのがこのブログをはじめた理由です。

 始めてから3か月。今日が最後、今日が最後と思って何度辞めよう
と思ったか数知れず。でも今はブログを書くことが楽しくなってきました。

 弱小ブログだけどそんなことどうでもいいの。たった1人でも読んでくれさえすればいいの。たった1人でも考えを共有できればいいの。そんな思いで書いています。

 全然ためになるようなブログでも面白いブログでもないですけど、読んでくださってる方々、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 
透明人間になりかけていたけれど、少しはここに僕の足跡残せているのかな? 

 そんなことを思っている今日この頃

 では、また~