GAYひとり大地を行く

40代のゲイ雑記。19年間の社会不安障害との闘いを経て、バリバリのおひとりさまですが頑張って生きています。日々の暮らしで思ったこと、社会不安障害のこと、8年間の留学生活で学んだことなどを綴っていきます。

ゲイ友第1号と決別したこと~第2章

1Mattです。

さて、前回の続き。第2章です。

語学学校での日本人仲良し4人組。

僕、Yちゃん、N君、
そしてゲイ友第1号の1号君。

グループ内にやや不穏な空気が
じわり、じわりと
流れ始めてはいたものの、
基本的には仲良く楽しく過ごし、
1993年12月には、冬休みのため
皆で同じ便に乗り一時帰国しました。

N君はこれで語学学校卒業。
カリフォルニア州へ移るため、
この成田空港で会うのが最後でした。

1993年当時、学生は誰も
携帯電話を持っていません。
当然、メール、Twitter
Facebook、Lineもありません。
連絡を取るなら
固定電話、手紙、はがき
そんな時代です。

なので、一度遠くに離れると
繋がりも薄れてしまい、
N君との交流もここで途切れます。
しかし、僕と1号君との
全面戦争の際は
N君がちらっと再登場します。
そのときまで、N君とは
しばしのお別れ。

そして、1994年。
N君がいなくなり3人になった
グループの語学学校生活が
再び始まりました。

この頃から、Yちゃんが
僕の前では1号君のことを
ボロクソにこけおろすように
なりました。

"日本の大学を中退したって言うけど、be動詞もわからないなんてありえない"

"あれは金いっぱい積んで大学入ったんだよ"

"いや、大学すら入ってないね。どうしようもなくお馬鹿さんでどこも行くあてがないから、親がアメリカに送れば何とかなるだろうと思って留学させたんだよ"

"1号君って趣味がおばさんみたいよね。洋服もチンドン屋みたい"

僕も心の深~い深~い
奥の奥のまたその奥の片隅では
Yちゃんが言うことも否定はしていませんでした。

しかし
1号君は僕の記念すべきゲイ友第1号。
どこかきつい所はあっても
決して僕には悪態をつかない。
自分のセクシャリティを包み隠さず、
男性同士のSEXについても語れる
唯一の存在。
今までそういう人が皆無だったから
僕には貴重な存在だったのです

そして何より、
僕が1号君を信用したのは
Yちゃんの口癖でした。

"1号君って、人のこと悪く言うけど、Mattの事は絶対に悪く言わない。Mattは勉強熱心で尊敬できるし、憧れているっていつも言ってるよ"

こんな事言われて、どうして僕が
1号君を悪く思ったりできるでしょうか......

では、お互いに恋愛感情は生まれなかったのか?

全くもってありませんでした。
詳しく話し合ったことはないけれど
日々一緒に過ごすなかで、
二人とも同系統のゲイ。
つまりポジション的に
同じということを
語らずともわかっていました。

そして時はまた流れ1994年3月。
僕は語学学校のカリキュラムを修了し
シアトルの大学へ行く準備で
一時帰国します。

そしてYちゃんも5月に修了。
オレゴン州へ移りました。

1号君はと言うと、残念ながら
まだまだ語学学校卒業までは
ほど遠い位置にいました。

これで仲良しグループが
はじめてバラバラになったのです。

この時、またN君の時のように
固定電話、手紙、はがきでしか
連絡できない時代背景が
僕達のグループに影響を及ぼすのです。

Yちゃんはとてもまめな人だから
手紙やはがきを沢山くれて
互いが日本にいる時には電話もくれました。

でも1号君からは何の連絡もないし、
今思えば僕との関係を断ち切りたかったのでしょうけど、
僕としては彼は記念すべきゲイ友第1号だし
せめて近況報告でもと、手紙などを送っても
返事が全くないので、そのうち面倒くさくなり
こちらからの連絡も辞めてしまいました。

Yちゃんはもう2度と
1号君には会いたくないし、連絡も取りたくないと言っていたので、
彼の近況はわからぬまま時間だけが過ぎていきました。

そして、1994年6月
僕はひとりシアトルへと旅立ちます。

シアトル/タコマ国際空港に到着して
大きく吸った空気は
ちょっとヒヤっとしたけれど
新鮮でした。
まだこの時は
シアトルで1号君と再会すること、
僕、Yちゃん、1号君で揃って再会すること、
1号君が巻き起こす嵐に巻き込まれること、
そんなことは想像すらしていませんでした。

つづく

 

最後に

僕と1号君の関係は1993年~1997年11月頃まで続きます。
2人の間には今後、色々な人が絡んできます。
途中で投げ出すわけにもいかなので
結末まで書きます。
少々長くなりそうですが、
最後まで読んで頂ければ幸いです。

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話の時系列を確認するため、パスポートに刻まれている日付と
にらめっこしています。

では、また~